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もっとおいしい食事をさせてあげたかった…マイナンバー法で

マイナンバー法が24日にようやく成立した。

マイナンバー法とは、国民一人一人に番号を割り振って所得や納税実績、社会保障に関する個人情報を1つの番号で管理するための法律のことだ。去年の衆院解散でどうなることかと思ったが、無事成立して個人的には喜んでいる。

一方で、同じ24日。悲しい事件があった。

僕の地元の大阪市のマンションで母子?と思われる遺体が発見されたのだ。胃の内容物から餓死の可能性が指摘されている。なんとも痛ましいのは、子どもが3、4歳と幼かったこと。室内からは「最後にもっとおいしいものを食べさせてあげられなくてごめんね」とのメモが発見されたという。

どういう事情があったのかわからないが、こんなことは絶対にあってはならない。餓死者を出すというのは行政の恥、いや、日本国の恥だと思う。

部屋には冷蔵庫もなく小銭程度しか現金はなかったとのことだが、こういう人こそ市役所に生活保護等の相談をしてほしい。一部の不正受給者のおかげで、本当に必要な人まで差別を受けるような状況が続いているが、生活保護を受けることは決して悪ではない。どうしても働けないときは、生活保護のサポートを受ければいい。世間の風潮に惑わされてはいけない。

もっというと、本来ならば、申請をしなければ助けてあげないというのは親切な制度とはいえない。そもそもそんな制度があることを知らなければ、申請するという行為自体を思いつかないからだ。行政に対して、「生活困窮者に自動的にお金を支給せよ」というのは言い過ぎだと思うが、せめて、「あなたの置かれている状況なら生活保護が受けられるかもしれない」ということを示唆するような仕組みは必要だ。

こういうプッシュ型のサービスの提供に、マイナンバーは不可欠だ。引越しや転職を繰り返しても、同一番号で管理していれば、その人の居住地、所得を正確に把握することができるからだ。

いままでの行政は、お金を払ってくれる人の管理は熱心だが、お金を払わなければならない人の管理は無頓着だった。お金を払ってくれる人とはすなわち納税者のことであり、お金を払わなければならない人というのは、納税することすらできない生活保護受給者等の社会的弱者のことである。

マイナンバー法が機能すれば、このような社会的弱者に対しても、適切な管理ができ、適切な行政サービスをプッシュすることができる。

住基ネットのときもそうだったが、国民をIDで管理するという言葉だけで、すぐに「軍靴の音が聞こえる」とか言い出す人種が多すぎる。

とはいえ、これでようやくマイナンバー法が成立したので、こういった無責任な議論を聞かなくてすむ。僕たち自治体の職員は、粛々とマイナンバー法の実現に向けて準備するだけ。

亡くなられたお二人のご冥福をお祈りします。


テーマ : 地方行政と政治 - ジャンル : 政治・経済

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